自宅で転倒され、救急搬送されたS様。脱水と肝機機能障害による3ヶ月間の入院生活から廃用症候群となり、心身機能が低下されたため独居での生活が困難となられ、弟様の勧めでウェルケアテラス谷津へご入居することとなりました。

今までできてきたことができなくなり、自立した生活を送れないことに対するストレスでイライラすることも多かったS様。このままでは良くない、もっと自由になりたいと強く願われました。
スタッフもその希望に応えるべく、「しっかり自分の脚で歩くこと」がまずその一歩と考え、自立支援介護理論に基づいた①水分ケア、②低栄養の改善、③歩行訓練の取り組みを開始しました。
水分量、カロリー量の増加に伴い活動量も増え、徐々に歩行能力を取り戻されていきました。

リハビリ開始から半年が経過し、食事形態は常食に戻り、おむつからも脱却されました。車椅子から杖歩行にて歩けるようになり、ご自身で生活できる喜びに溢れたS様。
近くのファミリーレストランまで、外食に出かけます。
この半年を振り返ってどうですか？とスタッフが尋ねると…。
「信じられないですね。自分がこんなに回復するなんて考えていなかった。弟も『歩けるようになってびっくりしたよ、姉さん頑張ったんだな。よかったな！』と言ってくれましたね。」と、輝く笑顔を見せてくださいました。