EPISODE
16
パーキンソン病を乗り越えて在宅復帰を実現。
リハビリテーション
78歳 (男性) N様 /ウェルケアガーデン馬事公苑
2021.10.19

ご入居までの経緯

2017年にパーキンソン病を発症されたN様。病気とうまく付き合いつつ、税理士事務所の顧問としてご活躍されていましたが、コロナ禍から職場にも行けなくなり、また友人との集まりもなくなったことで、徐々に身体の状態も変わり、介助を必要とする状態となりました。
ご自宅では奥様と二人暮らしでしたが、奥様の介護負担の軽減と、ご本人のリハビリを兼ね、3か月という期間限定でのご入居となりました。

歩行訓練やパワーリハビリテーションなど、精力的にリハビリに臨まれたN様。

ご入居当時は、ご自身で身体を動かそうという意思はあるものの、全身の筋肉のこわばりから身体をスムーズに動かすことができず、ほぼすべての動作で介助が必要な状態でした。
ご本人の生活の立て直しに向け、服薬時間の見直しや、廃用症候群の症状改善のために歩行器を使った歩行訓練などを行いました。
また、覚醒状態を上げることを目的として、水分と栄養の摂取量の見直しも実施。
活動量が上がってきてからは、「二つ以上のことを同時に行うのが難しい」というパーキンソン病特有の症状を改善するための歩行訓練や、全身の筋力向上などを目的としたパワーリハビリテーションも実施しました。

約束の3ヵ月目で叶った、在宅復帰。

入居から3ヵ月が経過すると、日や時間帯によってパーキンソン病の症状が見られるものの、生活自体が活動的になり、お一人で歩くことが出来るようになりました。笑顔もたくさん見られるようになり、お約束していた3か月目での在宅復帰を果たされました。
ご自宅に戻られたご本人から、お電話にて「ホームのみんなは元気?皆さんに会いたいよ。本当に楽しい3ヵ月だったよ、ありがとう。」と、お元気な様子がわかる、嬉しいお言葉をいただくことができました。