EPISODE
27
感染症を乗り越えた歌姫
自立支援介護
88歳 (女性) Y様 /ウェルケアガーデン久が原
2022.11.15

順調な毎日を過ごしていたのに…

2017年にウェルケアガーデン久が原にご入居されたY様。ご入居当時は全介助が必要な寝たきりの状態でしたが、1年後にはほぼすべてご自身でできるまでにご状態が改善されました。大好きだった歌を口ずさみ、アクティビティでカラオケを楽しむ日々をお過ごしになられていました。
しかしながら、日々のリハビリが順調に進んでいた入居5年目の冬、感染症に罹患してしまったのです。

状態悪化により再び寝たきりに。

抗ウイルス薬の内服が開始されたものの、症状は段々と悪化の一途をたどりました。さらに薬の副作用から食欲が低下し、とうとう在宅酸素と点滴が開始。再びベッド上での寝たきりの生活となってしまったのです。ベッド上で大好きな歌を口ずさむも弱々しいお声です。
感染から2週間後、医師より今後の意向確認を受けたご家族からは、「ホームに入ったおかげで祖母は元気になりました。病院ではなく、出来る範囲の中でホームの皆様にお願いしたい。」とのお言葉を頂戴しました。
そして、私たちも、Y様の回復を信じ、「命を繋ぐケア」から、一歩ずつ、「もう一度元気になるためのケア」にシフトチェンジしていきます。

歌姫、復活。

寝たきり状態となったことによる諸症状(幻覚、幻聴や拘縮など)は、自立支援介護の4つのケアで徐々に改善。体力が戻ったことで歩行訓練にも積極的に取り組まれるようになりました。 そして、少しずつ元気なY様が戻ってきました。
今では元気にカラオケを熱唱され、ビブラートを聞かせた美しい歌声を披露してくださるまでに快復されました。おかえりなさい、歌姫!