2007年頃からうつ病による入退院を繰り返されており、その後、パーキンソン病を発症されたK様は、２０１7年3月に大学病院を退院され、ウェルケアガーデン久が原にご入居されました。
ご入居当初は、背中に褥瘡が見られ、また、食欲低下からくる極度の低栄養状態でした。さらに、両手・両足、体幹の筋肉のこわばりが強く、自発的に動いたり歩いたりすることが困難な状態となっておりました。

K様の状態を改善するため、ウェルケアガーデン久が原では、関節の可動域を広げ、安定した立位姿勢を取ることを目的としたトレーニングを実施。関節の可動域が広がり、立位を保てるようになった後は歩行訓練に移行し、徐々に歩行距離を伸ばしていきました。
また、生活リハビリとして、食事および水分を一定量確実に摂取していただくことにより、栄養状態の改善を図りました。
歩行が安定し始めると、日常生活の中における歩行訓練も積極的に行いました。

日によっては持病であるパーキンソン病の症状がみられるものの、積極的にお食事を召し上がられることで体重が増加し、歩行状態が著しく改善しました。
ご入居から3年が経過した現在では、歩行器を使用して、一部の見守りのみで移動ができるまでに改善されました。
また、フラワーアレンジメントなどの手を使ったアクティビティや毎日の体操などに積極的にご参加されています。
「ホームでの生活が楽しい。ここまで良くなるなんて、あの時は本当に思えなかったね。ありがとう。」と仰られたK様。
これからもたくさんの笑顔を見せてください！