入居の経緯
2023年5月、意味不明な言動や歩行困難が見られるようになり緊急入院。さらに入院中、誤嚥性肺炎を発症してしまいましたが、ご家族は回復に向けた闘病を希望され、より良い環境を求めてさらに転院。しかし、転院先で廃用症候群が進行し、日常生活動作とよばれるADLの低下や意識障害が重なり、CVポートを造設することとなります。病院から療養型施設への入居を紹介されましたが、諦めきれず同年9月にウェルケアガーデン馬事公苑へご入居となりました。
ご入居前、ご家族は「父の回復を諦めたくない。 でもいろいろな所に声をかけても断られてしまう。どこか回復に向けた取り組みができるところはないか」と、リハビリの場を探すことに大変悩まれていたそうです。
ご入居前、ご家族は「父の回復を諦めたくない。 でもいろいろな所に声をかけても断られてしまう。どこか回復に向けた取り組みができるところはないか」と、リハビリの場を探すことに大変悩まれていたそうです。
ご家族の想いをできるだけ叶えるためのご提案
ご家族の思いとしては、離床、すなわちベッドから起き上がり、徐々にベッドを離れて生活の範囲を広げてほしい、そしてトイレに座って排泄ができるようになってほしい、ということでした。また、難しいことは承知の上で、もう一度口から食事をとることにこだわりたいとのことでした。
ならば、と胃ろう造設をご提案。しかしご本人やご家族は悩まれました。 そこで増設はあくまで緊急避難であり、使わない口を使わないでいるのではなく、今後必要となる経口摂取のための噛む訓練に使い、胃ろうはあくまで栄養ルートの確保であることを往診医やホーム職員からしっかりと説明を行い、最終的にはご家族の方が希望され、胃ろう造設となりました。
ならば、と胃ろう造設をご提案。しかしご本人やご家族は悩まれました。 そこで増設はあくまで緊急避難であり、使わない口を使わないでいるのではなく、今後必要となる経口摂取のための噛む訓練に使い、胃ろうはあくまで栄養ルートの確保であることを往診医やホーム職員からしっかりと説明を行い、最終的にはご家族の方が希望され、胃ろう造設となりました。
元気になるためのリハビリ開始!
離床のためのリハビリがはじまりました。離床時間を徐々に延長させ座ったままの姿勢を保つ筋力の向上。規則的な生活リズムの支援・トイレでの定時排便、さらには運動習慣の定着化、肺炎予防の口腔ケア、嚥下運動の練習と、生活動作の回復を目指した自立支援介護を推し進めました。
入居から4か月後・・・
今ではあらゆるところで改善が見受けられるようになりました。
ベッドで寝たきりの状態から離床へ、職員が介助しながらではあるもののご自身で立つことが可能となり、トイレ誘導をはじめました。座る姿勢を保つための筋力も格段に向上し、ご自身で歯磨きもできるようになりました。また、リハビリ室だけでなくご自分の部屋でも車イスをご自身の手で走らせるための訓練ができるまで回復。
ご家族からは、「まさか車いすで自走ができるまでに回復するなんて思っていなかったです。」と喜びの声をいただきました。
さらに元気になるために、今では経口摂取を目指して日々リハビリに励まれておられます。
ベッドで寝たきりの状態から離床へ、職員が介助しながらではあるもののご自身で立つことが可能となり、トイレ誘導をはじめました。座る姿勢を保つための筋力も格段に向上し、ご自身で歯磨きもできるようになりました。また、リハビリ室だけでなくご自分の部屋でも車イスをご自身の手で走らせるための訓練ができるまで回復。
ご家族からは、「まさか車いすで自走ができるまでに回復するなんて思っていなかったです。」と喜びの声をいただきました。
さらに元気になるために、今では経口摂取を目指して日々リハビリに励まれておられます。