EPISODE
31
ベッド上の生活は悲しい、歩いてランチに行きたい
自立支援介護
80歳 (女性) C様 /ウェルケアガーデン久が原
2024.04.30

入居の経緯

マンションで独り暮らしをされてたC様でしたが、ある日お部屋で転倒し、肋骨を骨折して入院。退院後は自宅での療養が難しく、ある老人ホームに入居されましたが、認知症特有の症状である感情の起伏が激しくなったことで抗精神病薬を服用。「車椅子・ベッド・おむつ」での生活となり、身体はどんどん衰弱していきました。
「ベッド上での生活は悲しい」と漏らすご本人の言葉を聞いたお姉様は、歩行訓練をはじめとしたリハビリに重点を置くウェルケアガーデン久が原への入居を決心しました。

入居当初のご様子

ベッド上での生活による足の筋力低下が著しく、足が震えてしまいまっすぐに立ち上がることができず、リハビリ当初は立つこと自体に恐怖心を持っておられました。また、お食事も介助が無ければ難しい状態でした。そんな中、入居まもなく疾病障害から突然身体が動かなくなり、高熱のためご入院する事態に。 何としても元気な時の妹様に戻ってほしいというお姉様のご希望もあり、退院後は日常生活動作とよばれるADL向上を目的に、お薬だけに頼らず、歩くこと、水分を取ること、自然排便を促すという自立支援介護を実践いたしました。

元気になるための介護を実践した結果…

そして、入居後4ケ月が過ぎたころから日々のリハビリの成果が現れ、立ち上がり動作や歩行機能において、徐々に改善が見られるようになりました。また、お食事もご自身で召し上がることができるようになりました。 どんどんリハビリが進み、U字歩行器での歩行訓練も開始。その2か月後にはご自身のお部屋からリビングまではシルバーカーで歩行ができるようになりました。

諦めないことが回復につながります

今ではシルバーカーを使って、コンビニで楽しくお買い物をしたり、ご家族と外出先でランチがとれるまでに改善しました。 諦めずにリハビリを主体として身体機能改善の可能性を追求したことが、ご家族の希望に応え、今日の回復につながりました!