Career Path
- 社会人
- 回復期のリハビリテーション病院で理学療法士として約4年間勤務
- 大学院時代
- 大学院に通いながら訪問リハビリに携わり、修士号を取得
- 専門学校時代
- 専門学校で東洋医学を学び、卒業後は自費リハビリホームに勤務
- 2023年
- サンケイビルウェルケアに入社。
ウェルケアガーデン馬事公苑で理学療法士として勤務後、エリア担当として複数ホームの機能訓練業務を管轄 - 2025年
- 本社の運営支援部にて機能訓練部門の取りまとめを担当
看取りの経験から
介護の道に進む決意。
現場からエリア担当、そして本社へ
もともと理学療法士として働き、訪問リハビリで看取りの経験を重ねる中で、「人の死に方、死のあり方は、生き方そのものだ」と感じるようになりました。有料老人ホームは、ご入居者の生活の場であり、24時間365日、さまざまな角度から寄り添える場所です。終の住処として、その方らしい生き方を最期まで支えられる環境が整っています。そうした場所で、自分の経験や思いを生かしたいと考え、有料老人ホームで働く道を選びました。
サンケイビルウェルケアに入社した当初は、現場で機能訓練指導員としてご入居者のリハビリに従事していました。その後、エリア担当になり複数ホームを巡回する中で、ホームごとに機能訓練の運営方法に少し違いがあることに気づきました。そこで、その差を埋めて、サンケイビルウェルケアとして統一基準を作りたいという思いが芽生えたんです。ちょうど本社も同じ方向性を検討しており、私自身が「機能訓練部門を確立させたい」と考えていたことと合致して、本社でその役割を担うことになりました。
理想と現実の間で最善を探る、
現場に即した運営支援
現場も本社も、常にご入居者やご家族に何を提供すべきかを考えている組織だと感じています。運営支援部は、現場経験者で構成されており、ホームや各職種と「どうすればより良くできるか」を一緒に考えると同時に、理想と現実のギャップや苦悩も理解しています。ですから、理想を追い求めるのではなく、ご入居者とスタッフにとって何が最善かを考え、より良い方向に進めるよう日々取り組んでいます。
毎月、各ホームの機能訓練部門のミーティングに参加し、参加できない場合は報告を受けて現状を把握するように努めています。また、3ヶ月に1度は全ホームの機能訓練指導員が集まる懇談会を開催し、情報共有を行っています。各ホームを訪問した際は、機能訓練指導員に声をかけ、日々の様子や課題を直接聞くなど、密なコミュニケーションを心がけています。
現場を離れても、
業務の先にはご入居者・ご家族・
スタッフの顔がある
ご入居者と機能訓練指導員が生き生きと関わっている姿を見ると、大きなやりがいを感じます。もちろん、うまくいかないこともありますが、ご入居者にとって何がより良い選択なのかをスタッフと共に考える時間を大切にしています。
たとえば、「動きたくない」というお気持ちをお持ちの方もいらっしゃいます。でも、そのままでは身体がますます動きにくくなり、気持ちも落ち込んでしまう可能性があります。私たちは専門職として、その先に起こり得ることを見通すことができます。ですから、ご入居者の気持ちを大切にしながらも、ご本人にとって最善の選択は何かを一緒に考える。そういう時間が、とても大事だなと思っています。
本社勤務となり、ご入居者やご家族と直接接する機会は減りましたが、ホーム訪問時に素敵な表情ややり取りを見るたび、「自分はこのために働いているんだ」と実感します。自分の業務の先には、必ずご入居者、ご家族、スタッフの顔があるということを忘れないようにしています。
スタッフやチームの輝きを
間近で実感できる
現在、8つの全ホームで機能訓練指導員がご入居者に関わっており、それぞれが「ご入居者にとって何が良いのか」を考えながら業務に取り組んでいます。今後は各ホームの良い取り組みを他のホームにも展開し、部門全体の底上げを図っていきたいと考えています。各ホームでは限られた人員でリハビリという非常に重要な役割を担っていますので、その負担を少しでも軽減できるよう、書類管理の簡便化や業務効率の向上といった環境整備も目標としています。
本社に異動してから、現場だけでは経験できない学びがたくさんあると感じています。現場ではご入居者やご家族の笑顔を見ることが何よりの喜びですが、本社ではご入居者やご家族だけでなく、スタッフやチームが輝く場面を間近で見られるのも大きな魅力です。介護に興味があり、現場とは違う視点で挑戦してみたい方に、このやりがいをぜひ共有できたらいいなと思います。
One Day Schedule
出勤時間や退勤時間は異なる日があります。
一日のスケジュールの一例として紹介します。
機能訓練指導員(理学療法士) / 本社所属担当課長の1日
自立支援を設計し、現場を動かす理学療法士
情報確認・戦略整理(本社業務)
・機能訓練実施状況、LIFEデータの確認
・ADL低下、改善停滞ケースの抽出
「事前に計画的にどのホーム、どのご入居者に介入すべきか」を判断します。
機能訓練サービス全体チェック
・自立支援視点(やらせすぎ / やらなさすぎ)の確認
・ホームごとの訓練の“質の差”把握
個別訓練ではなく“仕組みと質”を見ます。
ホーム訪問 / オンライン巡回
・訓練内容、声かけ、環境設定のチェック
・現場スタッフへの即時フィードバック
評価ではなく「一緒に考える伴走型」でホーム全体、組織全体を考えます。
ご入居者の自立支援介入
・「訓練時間以外の生活動作」への介入提案
・介護職、看護師への具体的な関わり方の共有
理学療法士として“技術の見せ場”になります。
連携と設計の時間
多職種連携・ホームマネジメント
・機能訓練とケアの連動確認
・転倒予防、フレイル対策の方針共有
機能訓練を「現場の一部」にする調整役として取り組みます。
自立支援施策の設計・改善
・機能訓練×アクティビティ連携設計
・成果が出ているホームの好事例整理
“できるホーム”を“全ホームの標準”へ意識を向けます。
機能訓練指導員・介護職への指導
・自立支援の考え方、ICF(国際生活機能分類)視点の共有
・若手訓練指導員の育成・相談対応
専門職の孤立を防ぐ役割となり、各スタッフと綿密な打ち合わせを行います。
データ・記録・報告整理
・成果、課題の整理
・支配人、本社への報告資料作成
次回介入・全体調整
・課題ホームへのフォロー指示
・中長期の自立支援戦略整理